コロナが落ち着いてやっと安心してゲストを招待できる世の中になり、結婚式を検討している方も多いことでしょう。
結婚式場が決まり、式のための準備を始めなくてはいけない時期になると、結婚式で流すムービーについても考える機会がありますよね。
結婚式のムービーはこだわりたい、安く済ませたいという方も多いはず。
そこで今回は、結婚式でお馴染みのプロフィールムービーを作る上での基本手順について紹介していきます。
- プロフィールムービーの作成手順について
- プロフィールムービーを作る事前準備について
- プロフィールムービーを作る上での気をつけるべき注意点
がわかります。
わたしたちもプロフィールムービーを自作しました。
この記事を読めばプロフィールムービーを作る前に行うべきことや失敗することがなくなるはずです。
それでは、早速説明していきましょう。
プロフィールムービーの構成について
そもそもプロフィールムービーとは
プロフィールムービーは、ゲストに対して新郎新婦それぞれの生い立ちや馴れ初めなどを紹介するムービーです。
幼少期から馴れ初めまでの写真を使いながら、コメントや字幕を入れて自己紹介をしていくようなイメージの映像になります。
ゲストに新郎新婦をより知ってもらえるきっかけになるので、結婚式で流す人も多いです。
意外な一面なども知れるので、見る側も面白いですよね!
プロフィールムービーの基本的な構成
プロフィールムービーを作るにあたって
「どんな構成で作るのか」
「必要な写真の枚数は?ムービーの時間は?」
と思うかもしれません。
基本的なプロフィールムービーの構成は以下の通りとなります。
ゲストへの挨拶や感謝などを流す
写真枚数 :1〜3枚
ムービー時間:30秒
新郎の生い立ちや思い出を紹介
写真枚数 :10〜15枚
ムービー時間:90〜120秒
新婦の生い立ちや思い出などを紹介
写真枚数 :10〜15枚
ムービー時間:90〜120秒
新郎新婦の出会いや馴れ初めなどについて紹介
写真枚数 :10〜15枚
ムービー時間:90〜120秒
ゲストへ向けてお礼や感謝の気持ちなどを伝える
写真枚数 :1〜3枚
ムービー時間:30秒
というのが主な流れになります。
プロフィールムービーの時間は5〜7分くらい、写真枚数は30〜50枚くらいが理想です。
一般的にプロフィールムービーの上映時間は5〜7分が多いので、そのくらいを目安に作成をしていきましょう。
ムービーを作成する前に決めるべき4つのこと
いざ、実際にムービーを自作していく上でまずは「なにが必要か」「なにをすべきなのか」などわからないことだらけでしょう。
そこで次にムービーを作る前に考えるべき・決めておくべき4つの項目について紹介いたします。
項目は主に以下の4つです。
・どうやって作成するか
・写真の選定
・曲・BGMの選定
・演出内容について
まずはこの4つを決めていきつつ、どういった動画を作っていきたいのかを練っていきましょう。
どうやって作成するか
プロフィールムービーを作成するツールは、基本的に「パソコン」か「スマホ」の2つです。
まずはムービーを作成するツールとして何が自分たちに合っているのかを確認しましょう。
パソコンとスマホ、それぞれで作成するにあたってメリット・デメリットがあります。
パソコンのメリットは、実際に映る画質で編集できることや細かい編集が簡単なことです。
デメリットは、パソコン本体がないとできないこと、編集作業の難易度が少し高いため苦手な人は時間がかかることがあります。
一方でスマホのメリットは、アプリを使って手軽に作ることができます。
写真の編集や加工を普段からしているような方は、簡単かもしれません。
デメリットとしては、アプリによっては課金が必要であったり、無料版には簡単なテンプレートしかなかったりする場合が多く、凝ったムービーにはならないなどがあります。
また、注意点としてはスマホでも作成はできますが、結婚式場に持ち込むためにはDVDにする必要があるため、
スマホのアプリからでもDVD作成する方法があるのかどうかを必ず確認しておきましょう。
個人的には、操作しやすく細かい修正もできる「パソコン」の方がおすすめです。
写真の選定
プロフィールムービーは写真を多く使うので、幼少期の頃からの写真などを集めるところから始めていきます。
写真の枚数は合計で35〜50枚くらいがおすすめです。
ムービーでは1枚あたり8〜10秒くらいの間隔で流すので、時間もちょうど5〜7分くらいになります。
あまり写真が多いとムービーの時間が長くなってしまったり、編集が大変になったりするため、50枚以上使いたい場合は時間配分に注意が必要です。
昔の現像してある写真などの場合、スキャナーやスマホアプリで取り込む必要があるため早めの段階から準備しておくと良いでしょう。
あまり昔の写真がない場合は、現在の自分の趣味や好きなことをやっている写真を撮影することで、ゲストに自分を深く知ってもらうためのムービーにできます。
注意点は、昔のガラケーなどサイズの小さい(低画質)写真によるぼやけです。
顔や風景・背景がはっきりしない写真は、ゲストが見にくくなってしまいます。
なるべくスマホで撮影した写真やスキャナーでデータ化したものを利用した方が良いでしょう。
また、アプリの「フォトスキャン」のりようもおすすめです。
写真をスマホで撮影するだけでデータ化してくれるので、現物写真をスキャンしたい場合はこちらも活用してみてください。
構成ごとの写真の選び方と枚数
- オープニング
-
オープニングでは、2人が写った写真を利用することが多いです。
結婚式の前撮りした方などは、撮影した写真を利用するのも良いでしょう。 - 新郎・新婦の生い立ち
-
生い立ちは新郎新婦それぞれで10〜15枚くらいを利用します。
新生児期・幼児期・小学校・中学校・高校・大学・職場などのように、時系列順に集めた写真を並べ替えてそれぞれ1枚(または2枚)ずつ選んでおきましょう。 - ふたりの馴れ初め
-
馴れ初めでは10〜15枚ほど。
2人で出かけた時や思い出の写真を選んでおきましょう。 - エンディング
-
エンディングでは1〜2枚になります。
結婚式の前撮り写真や2人で撮影した写真などを使用するのが多いです。
曲・BGMの選定
プロフィールムービーで写真や演出で欠かせないものが、流す曲やBGMを決めることです。
選んだ曲やBGMによって、より感動させたり盛り上げたりすることができるため、ムービーには重要な要素でしょう。
ムービー内で流す曲の数は一般的には2〜3曲が多いです。
例として、
3曲使用する場合の構成では、
・オープニング〜新郎の生い立ちで1曲
・新婦の生い立ち〜で1曲
・2人の馴れ初め〜エンディングで1曲
くらいが良いでしょう。
2曲の場合の構成では、
・オープニング〜新郎の生い立ちで1曲
・新婦の生い立ち〜エンディングで1曲
といった分け方があります。
個人的には3曲の方が区切りがわかりやすく、場面ごとの雰囲気も変えることができるためおすすめです。
曲の選び方について
選び方としては、
・歌詞の内容によって決める
・構成・写真の内容によって決める
・自分たちの結婚式・披露宴の雰囲気に合った曲か
などがあります。
- 歌詞の内容によって決める
-
ゲストは意外にもBGMをよく聞いているものです。
かけてみたらお祝いの席や晴れ舞台にはあまり相応しくなかったという事態にならないよう、好きな曲であったり結婚式の定番曲であったりしても、一度歌詞を確認してみましょう。 - 構成・写真の内容によって決める
-
オープニングや新郎新婦の生い立ちなどの友人が多く載っているような写真を使う場合は、アップテンポの曲にしたり、2人の馴れ初めやエンディングではバラード調の曲にするなど使う写真の雰囲気によって変えていくのも良いでしょう。
- 自分たちの結婚式・披露宴の雰囲気に合った曲か
-
結婚式・披露宴のイメージやテーマに沿った曲を使うのもおすすめです。
「しんみりさせない楽しい式」がテーマなら、気分の上がる曲や誰もが知る盛り上がる曲を使うといいですね。
定番の曲や有名な曲にするのも良いですが、オリジナリティのある式にしたかったり、この曲を使いたいなどのこだわりがあったりする場合は、自分たちの好きな曲を選ぶのが良いでしょう。
ただし、自作するにあたっては何曲か候補を決めておくほうが良いです。
曲の長さによって写真やコメントと合わない場合があるので、曲の候補を2つくらいあげておきましょう。
演出内容について
プロフィールムービーの演出内容も、考えなくてはならない重要なポイントになります。
でも、実際に作り始めてみるとそんな簡単にアイデアは思い浮かびませんよね?
そんな時は、まず最初にYouTubeでいろんな人が作ったプロフィールムービーを見るのがおすすめです。
YouTubeで「プロフィールムービー」と検索すれば、参考になる動画がたくさんアップされています。
自分たちはどんな演出にしたいのかを考えながら、自分好みに合わせて作り方を決めていきましょう。
最近ではアルバム風やコマ撮り、インスタ風などいろんなバリエーションがあります。
頭の中のイメージを具現化するのはなかなか難しいので、構成案や絵コンテを書いてみましょう。
どのようにムービーを進めていくのか決めてから動画を作ると、スムーズに作れます。
写真ごとに字幕やコメントを考える
プロフィールムービーに流す写真が選び終わったら、選んだ写真ごとに表示させるコメントを考えていきます。
字幕・コメントは、写真一枚に対して20文字以内で表示させるのが一般的です。
写真一枚に対して8〜10秒くらいになりますので、字幕が長すぎると全部読めなかったり、読みにくかったりする場合があります。
「写真の簡単な説明」と「それに対する一言」のような形で表示させると、見やすくなります。
ムービーで使用する素材を集める
大まかなムービーの内容が決まったら、ムービーを作成するにあたって欠かせない素材を集めます。
自分の思い描いている素材をウェブ検索で見つけてダウンロードしておくのがよいでしょう。
素材を配布しているサイトには、無料と有料があります。
ある程度は無料で揃えられると思いますが、有料にはプロフィールムービーにそのまま使えるテンプレートや凝った素材があるので、気になる方は確認してみてください。
私もおすすめの素材サイトを無料と有料に分けて紹介いたしますので、よかったらご参考ください。
無料ダウンロード可能な素材サイトは以下のようなものがあります。
らぼわん:https://www.studio-lab01.com/freebies/
トートバッグ工房:https://www.totebag.jp/honten/column/effect.html
moolike:https://www.moolike-stock.com/wedding
NONNOFILM:https://www.nonnofilm.com/
ニコニ・コモンズ:https://commons.nicovideo.jp/search/tag/%E7%B5%90%E5%A9%9A%E5%BC%8F?s=c&o=d&sc=0
有料素材でのおすすめ
PIXTAピクスタ
ウェディングゴンコース:https://concourse.thebase.in/categories/1787620
シャッターストック
モーションエレメンツ 動画系の優良素材が豊富
アイストック
Filmstock:https://filmstock.wondershare.jp/
フィルムストックはフィモーラを購入することで利用できます
・有料テンプレートでそのまま作成するのもおすすめ
Fu-non
nf-bridal
NONNOFILM:https://www.nonnofilm.com/
プロフィールムービー作成で気をつけること
実際にプロフィールムービーを作成する上で気をつけておくべきことを紹介していきます。
知らないまま作成したために、作成後にめんどくさい修正をしなければならないこともしばしば。
そうならないためにも、ぜひチェックしながらプロフィールムービーを作成していきましょう。
ムービーの長さは5〜7分を目安にすること
ムービーの長さは5〜7分くらいを目安に作成しましょう。
あまりに長すぎてしまうとゲストが飽きてしまったり疲れたりしてしまいます。
また短すぎても呆気ない感じになってしまうため、ゲストに考慮しつつ時間を検討しましょう。
画像の解像度を確認すること
使用したい画像が古いデータや昔の携帯データの場合、画像のサイズが異なるため画質が下がってしまいます。
いざ作成したムービーを流した時にその写真だけ見にくくなってしまうということも。
対策としては「フォトスキャン」などのアプリを利用して取り込んでみたり、綺麗に修復する必要があります。
画面の比率は式場指定にすること
式場によって画面の比率は決まりますが、一般的に結婚式ムービーでの画面比率は「16:9」が多いです。
作成時には必ず自分たちの式場はどの比率でムービーを流すのか、わからない場合は必ず担当者に確認しておきましょう。
もし違う画面の比率で映像を流すと、写真や文字などが欠けてしまったりします。
動画作成するアプリによって画面比率の設定は異なりますが、基本的にパソコンで作成する場合はできるはずなので忘れず作成前に設定しておくことをおすすめします。
ムービーの前後に黒画面を5秒いれる
作成したプロフィールムービーの最初と最後に「ただの黒画面を5秒間」入れておきましょう。
式場側ではすぐにムービーを再生できるように一時停止で止めておき、開始時に流すような形が主です。
最初に黒画面を入れていないと再生と同時にいきなり映像と音楽が流れてしまうので、せっかくの演出も台無しになってしまいます。
最後に入れるのは終了後に最初の画面に戻ってしまう場合もあるため、そうならないために入れておきましょう。
再生できるDVDの形式で出力されているか
作成後に出力するファイル形式も確認が必要です。
基本的に作成したムービーはDVDに焼いて式場に提出します。
USBなどのデータでは受け付けてくれないところもあると思います。
なのであらかじめ確認をしておき、式場指定の形式で出力するようにしましょう。
著作権について確認すること
式場で利用する音楽はもちろん、プロフィールムービーで音楽やアーティストの曲を利用したりすることもあると思います。
そこで必要になってくるのが著作権などの申請になります。
式場によっては曲や音楽を利用するのに必要な著作権や複製権などを申請してくれたりするため、必ず確認しましょう。
自分で申請するとなかなか面倒になるので、あらかじめ作成前に音楽が利用できるかどうかなどチェックしておくと良いです。
主な著作権の申請元は以下になります。
・曲を利用するために必要な著作権の権利:JASRAC「一般社団法人日本音楽著作権協会」
・曲をコピーするのに必要な複製権:ISUM「一般社団法人音楽特定利用促進機構」
※ISUMはブライダル事業者のみで申請可能のため式場に相談する必要があります。
締切に間に合わせること
初めてのムービー作成では想像以上に時間がかかることもあります。
しかし、式場側でムービーのチェックをしたり再生できるかなどの確認が必要になります。
あらかじめ自分でムービー完成までの手順を決めておき、締切に間に合うように作成できるように計画をしておきましょう。
短期間で簡単にプロフィールムービーを作るなら
もしも『締め切りに間に合わない』『自分で作ることが難しそう』と思った方は、外注で注文するのもおすすめです。
式場の料金よりはリーズナブルな値段で、プロフィールムービーだけでなくオープニングムービーやエンドロールなども別々に注文することができます。
そこで今回は外注でおすすめのサイトを2つ紹介しておきます。
プロフィールムービー制作のナナイロウエディング
ナナイロウエディングは結婚式のプロフィールムービーはもちろん、オープニングムービーからエンドロールまで依頼することができるサイトです。
セット割があり、プロフィールムービーとセットで注文することで最大2万円以上の値引きもあります。
・リーズナブルな価格帯で割引やキャンペーンもある。
・短期での作成(5営業日で納品)が可能な特急プランがある。
・修正回数無制限、キャンセル料金が無料。
コメント