一生に一度の結婚式、できるだけ理想的なものにしたいですよね。
しかし、結婚式の費用は意外とかかるものです。
この記事では、金額を予算内に抑えつつ安っぽい結婚式にさせないために、無理せず結婚式費用を節約できる方法や節約OK/NGポイント、節約の注意点をご紹介。
筆者が実際に100万円以上節約した体験談も交えて解説いたします。
結婚式費用を節約する4つの方法
結婚式費用の節約方法は、主に以下の4つが挙げられます。
○オフシーズンを選ぶ
○お得な日程・時間を選ぶ
○人前式で挙式する
○アイテムを手作りする・持ち込む
オフシーズンを選ぶ
結婚式は、シーズンによって価格が変わります。
快適な気候の春や秋は人気が高く、繁忙期で価格が高くなりがちです。
逆に、降水確率の高い夏や肌寒い冬は、繁忙期に比べてリーズナブルになる傾向があります。
季節にこだわりがなければ、オフシーズンでの挙式を検討してみましょう。
ただし、ゲストの暑さ・寒さ対策への配慮を忘れずに。
オフシーズンの2月に挙式を行いました。
ステンドグラスが特徴的な教会だったので、空の低い冬のほうがキレイに太陽光が入り、幻想的な空間に。
もちろん屋外に出るのは寒かったですが、披露宴終了後には日が落ちて、
ゲストには式場の美しいライティングも楽しんでもらえました。
オフシーズンならではの装飾や演出をすると、印象的な式になりますよ。
お得な日程・時間を選ぶ
慶事で気にされることの多い「六曜(六輝)」。
一般的に、結婚式は大安または友引がよいとされています。
ですが、大安や友引は結婚式の予約が殺到しやすく、料金設定も高くなっています。
対して、仏滅は本来慶事に選ぶべきでないとされているため、予約も少なく料金設定も低めです。
ご両家がお日柄を気にする場合は、事前に相談しておきましょう。
また、平日や夕方以降の時間帯を選ぶのもお得。
式場によっては、平日限定プランやナイトウェディングプランが用意されています。
夜に披露宴を行うと二次会を開催する必要もないので、その分費用も抑えられます。
ゲストのスケジュール調整が可能であれば、平日や夕方以降の実施を検討してみましょう。
人前式で挙式する
人前式とは、結婚の誓いを神仏にするのではなく、ゲストに証人となってもらう挙式スタイルです。
誓う場所や式の段取り、演出は新郎新婦で自由に決められます。
教会を使わなければ教会使用料が、牧師・聖歌隊・オルガン奏者をなしにすれば人件費が抑えられるのでおすすめです。
私たちは教会式でしたが、ウェディングフェアの特典で教会使用料がタダになりました。
また、演奏楽器も最小限にしてもらい、人件費も少々削減しています。
アイテムを手作りする・持ち込む
意外にもお金がかかるのが、結婚式に使用するアイテム。
招待状や席次表といったペーパーアイテム、挙式で使用するドレスやリングピロー、披露宴での各種ムービーなど、随所で様々なアイテムが必要になります。
こういったアイテムもレンタルすると高額になりがちですので、用意できる範囲で手作りしたり、持ち込んだりするのがおすすめです。
ただし、式場によっては持ち込みNGの場合や、持ち込み料・管理費が上乗せされる場合もあります。
あらかじめ式場に確認しておきましょう。
ペーパーアイテム、一部ムービー、リングピローは手作りし、アクセサリー、ベール、グローブ、シューズ、引き出物、プチギフトは持ち込みました。
式場に依頼するより通販で買った方がイメージに近く、安く揃えられることもあります。
結婚式費用の節約OKなポイント
結婚式の費用はできるだけ節約したいものですが、ケチりすぎると残念な式になってしまいます。
節約しても残念な式にならない、節約OKなポイントをご紹介します。
○ペーパーアイテム
○ムービー
○アクセサリー
○ドレス・衣装
○装花・ブーケ
○プチギフト
○結婚式費用
ペーパーアイテム
結婚式に必要なペーパーアイテムは、招待状や席次表(メニュー表)、席札などです。
式場で手配してもらえば準備が楽になりますが、それぞれ単価が100~400円程度でゲストの人数分が必要となると、決して安くはありません。
手作りしたり、安く作ってもらえる業者に依頼したりすることにより、コストカットできます。
ウェルカムボード、フォトプロップスなども手作りすれば、新郎新婦の個性が光る結婚式になりますよ。
招待状や席次表、ウェルカムボードは手作りで持ち込みました。
データを作って印刷会社に持っていけば、自作でも安っぽくない仕上がりになります。
ただし、印刷会社を利用する場合は、著作権に反するデザインは受け付けてもらえないのでご注意を。
ムービー・写真
披露宴の演出として定番のプロフィールムービーやエンドロールムービーは、式場にお願いすると高額になりやすい商品です。
購入済みもしくは無料のソフトを使用してムービーを作成すれば、大幅なコストダウンが見込めます。
ソフトを購入していなくても、結果的にソフトを購入して作成したほうが安上がりになることも。
クラウドソーシングサービスを使って、作成を依頼するのもおすすめです。
結婚式当日の映像や写真も、プロのカメラマンに撮影を依頼するよりゲストにお願いするほうが節約できます。
とはいえ、カメラマンとなるゲストには負担がかかるもの。
お礼を用意するなどして、配慮を忘れないようにしましょう。
式場側にも、ゲストのカメラマンを用意することを忘れずに伝えてくださいね。
プロフィールムービーとオープニングムービー、感謝の手紙の代わりのサンクスムービーは手作りしました。
成長過程を紹介するフォトムービーとエンドロールムービーは式場にお願いしましたが、フェアの特典でかなり安くなりました。
お金は少々かかったものの、フィナーレの場面でプロの手を借りてよかったと思っています。
アクセサリー
ヘアアクセサリーやイヤリング(ピアス)、ネックレスなどは、手持ちを使用したり、フリマアプリで購入したりすることで節約できます。
既に結婚して幸せになっている母親や姉妹、友人が使用したものを借りるのも、縁起がよくおすすめです。
ウェディングドレスのアクセサリーは直近で結婚式を挙げた従妹に借り、カラードレスのアクセサリーはドレスにセットとして付属していたものを使用して節約しました。
どちらのアクセサリーもドレスのデザインに合っていたので、違和感なく着用できました。
ドレス・衣装
ドレスや衣装を手作りするのは難しいですが、近親者や式場以外の業者からレンタルすると節約できます。
式場からレンタルする場合でも、2wayドレスを選ぶ、シャツ・タイ・ベストなどを変えるなどしてお色直しの回数を減らせば、衣装への出費を抑えられます。
ウェディングドレスやカラードレス、タキシードは式場からレンタルしましたが、グローブやベール、パンプスは通販・フリマアプリで安く購入しました。
前撮りや後撮りを含めた数回しか使わないものなので、使用後はフリマアプリに出品するとさらにお得に。
装花・ブーケ
会場内を美しく華やかにしてくれる装花は、新郎新婦の座るメインテーブルだけでなく、ゲストのテーブルの卓数分が必要になります。
装花が少なすぎても寂しい印象になってしまいますので、写真撮影でよく映るメインテーブルやウェディングケーキの乗るテーブルを豪華にし、その他の部分は予算内で調整するなどして工夫してみましょう。
お色直しをするからと言って、必ずしもブーケも変えなければならないというわけではありません。
1つのブーケをずっと持っていてもOKです。
ブーケの費用が約半分に抑えられるので、気にならなければ同じブーケを使用するのも賢い節約術でしょう。
なお、シーズン外の花は取り寄せにくく、値段が高くなることも。
好きな花や思い出の花を使いたいといったこだわりがなければ、季節に合った花を使うのがおすすめです。
これだけは使いたいという花とテーマカラーだけは決めておき、指定以外の花の種類は式場にお任せ。
花畑のような広がりがなくても草や蔓を使って高さを出したり、テーブル装花の中に果物を混ぜてボリュームを出したりして、花の量を調整しました。
プチギフト
プチギフトは、ゲストに感謝の気持ちを伝える小さな贈り物。
高価なものでなくても、気持ちが伝わればOKです。
式場で手配してもらえるものは、ギフトの種類が限られて割高な傾向がありますが、ネットで注文すれば選択肢も多く、割安になることがあります。
式場によっては持ち込み料が発生しますので、トータルでどちらがリーズナブルなのか比べてみましょう。
式場手配のプチギフトは平均500円ほどだったので、ネットで販売していた400円程度の個性的なプチギフトを選びました。
持ち込み料は6000円かかりましたが、約70個の注文で100円ずつ安くなったので、式場手配よりも1000円は安く済ませられました。
結婚式費用
実は、結婚式費用そのものも節約可能です。式場のブライダルフェアや大手ブライダルサロン主催のイベント、式場予約サイトのキャンペーンなどで以下のような特典を受けられることがあります。
例)
・式場見学で挙式費用プレゼント
・○月限定特典:挙式料○○%OFF
どのイベントやどの予約サイトから見学または契約するかによって、特典の内容は大きく異なります。
気になる式場があれば、様々なイベントやサイトから特典内容を比較してみましょう。
大手サロン主催のイベント経由で見学をした特典と、オフシーズンの2月限定割引特典を利用して50万円ほど安くなりました。
他にも、YouTubeチャンネル登録特典、口コミサイトへの書き込み特典として、それぞれ2万円以上割引に。
どんな特典があるかは、式場見学の際によくチェックしましょう。
結婚式費用の節約NGなポイント
結婚式は、参列してくれたゲストへの感謝が必要不可欠です。
そのため、おもてなしとなる以下の部分での節約はあまりおすすめできません。
ゲストが「安っぽい」「物足りない」と感じないよう、注意しましょう。
○料理・飲み物
○引き出物
料理・飲み物
参列するゲストが楽しみにしていることの多い料理や飲み物は、できるだけ節約しすぎないようにしましょう。
かと言って、結婚式費用の中でも多くの割合を占めるのが料理・飲み物ですから、高額なコースにしてしまうと節約できません。
実際に料理を見てワクワクするもの、試食をして美味しいと感じるものであれば、無理に高いコースを選ばなくてもよいでしょう。
料理はコースとして組まれているものではなく、複数のメニューから選んでオリジナルのコースを作るプランで構成しました。
期待度の高い肉料理は奮発して、スープやお口直しはリーズナブルにして調整を。
ドリンクはコロナ禍の結婚式だったためにアルコール提供がなく、ここでも割安にできました。
引き出物
引き出物は、結婚式に参列してくれたゲストへのお礼として贈るものです。
したがって、引き出物の価格を下げて節約するのは避けましょう。
少しでも価格を抑えたければ、ゲストの立場によって品物を変えたり、引き出物を自分たちで用意して持ち込んだりして調整しましょう。
持ち込みの引き出物は、宅配がおすすめです。持ち込み料もかからず、ゲストも身軽に帰宅できて喜ばれますよ。
親族・上司は高め、友人・同僚は平均的な価格で引き出物を決めました。
さらに、引き出物は自分たちでギフトショップから手配。
持ち込み料は発生しましたが、式場側に依頼するより安く、オリジナリティのある引き出物を選べたので満足しています。
結婚式費用を節約するときの注意点
結婚式費用の節約は、注意すべきことが3つあります。
新郎新婦である自分たちやご両家、ゲスト全員が満足できる結婚式となるよう、あらかじめ注意点を押さえておきましょう。
お金をかけたい部分を明確に
これは節約したくない、ここだけは妥協したくないというポイントをあらかじめ2人で話し合い、明確にしておきましょう。
例えば、2人の趣味をテーマにするなら演出に、ゴージャスな印象にしたいなら装飾に、というように、譲れない部分には予算を多めにとっておくとよいでしょう。
節約したくないところが明確になれば、無理な節約で後悔の残る結婚式にならずに済みます。
節約しすぎない
チープな結婚式になってしまうと、ご両家もゲストも物足りず残念な気持ちになってしまうでしょう。
参列してくれる方全員に心から結婚を祝福してもらうためにも、プランナーにアドバイスをもらいながら適度に節約しましょう。
役割のあるゲストや遠方からのゲストへの感謝と配慮を忘れずに
ゲストは、新郎新婦の結婚をお祝いしに足を運んでくれます。
それだけでありがたいことなのですが、中には受付やカメラマンを引き受けてくれた方、遠方から来てくれた方もいることでしょう。
そういった特別なゲストの方には、お礼やお車代(宿泊費)を忘れずに。
節約したいからとお礼やお車代を削減してしまうと、がっかりされてしまうかもしれません。
費用は式場によって大きく違う!まずは見積もりを
結婚式はゲストに感謝とおもてなしをするものですが、主役はやはり新郎新婦。
2人が納得し、満足できる結婚式でなければいけません。
そのためには、上手に節約して費用を抑えることも大切です。
結婚式費用がどれだけ節約できるかは、式場によっても大きく異なります。
まずは大まかな見積もりをもらい、理想的な結婚式が予算内で実現可能かどうかを比較してみましょう。
結婚式の費用についての記事もございますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
コメント